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<目的>前回開発した半裁量用EA(Test_527)は、クロス円では一部の通貨ペアしか通用しにくいという欠点があった。さらにエントリーの条件を追加することにより、スキャル不向きな通貨ペアにおいてパフォーマンスを向上できるか試みた。<方法>EA名 :Test_531, Test_527(対照)試行通貨ペア数 :4期間 :2010.1.3~2010.5.31設定 :追加設定以外同じ<結果と考察>改良型(Test_531)ではエントリー条件がより厳しくなるため、従来型より売買回数が大幅に減少するが、全体的なパフォーマンスは向上する結果となった。バックテストでは直近の不安定な相場では影響を受けているが、4月以前の通常の相場時では概ね順調に収益が伸びている。スキャル不向きな通貨ペアにより適したEAであるといえる。主要通貨ペアがスプレッド拡大したとき用に使えるかもしれない。
Test_531
Test_527
今月はMT4自動売買を始めてから初の大苦戦となった月でした。敗軍の将兵を語らず[*1]とはいいますが、トレードはこれからもずっと続けていく予定なので、将来のためにも今月のどこが良くなかったか検証しておくことは、同じ失敗を繰り返さないためにも意義のあることです。EA別に見ると、RDBが大きなマイナス。Jackと改良EAがそこそこのマイナス、自作EAもマイナス、VZRはわずかにプラスでトータルでは大きな損失でした。週に一度はあった大きな下落トレンドにことごとくつかまってしまい、ポジが揃ってストップロスに直行という事例が多かったです。自動売買を始めてから一年半このような経験はなかったので、相場に対する過信とEAに対する過信の両方が引き起こしたものでした。EAも所詮は道具に過ぎないです。自分の判断力までは補ってはくれませんね。RDBとJackは比較的ロットを大きくしていたのと、これらは浅い位置でポジションを持つため、下落トレンド発生時に建て値まで戻ったら手動決済しようとしてもできなかったことがあります。含み損があっても非情にポジションを切る決断が必要でした。一方、VZRは比較的深い位置でエントリーするため、一端逆行しても一度は建て値まで戻ってくることが多く、手動決済してその後のトレンド発生による損失を回避できたことが何回かありました。また相場の振幅が大きかったので、取れたときの値幅が大きかったです。これらの結果から、相場の不安定期にはVZRを主力として用いるのが良さそうだと結論を得ました。負けトレードから学ぶことは大きいです。本当に高い代償でしたが、まぁ今月は多くのトレーダーも同様に苦戦していると思うので、これもやむをえないところではあります。
EAの半裁量については理解が進んで、有効性を見出すことができました。こちらはブレイクスルーが待たれます。5月はあと一日ありますが、月単位で久しぶりのマイナス収支となるのは決定的です。しかし、今月はキャッシュバック額が予想以上に大きかったのと、さらに入金ボーナスもあり実質的に資金は4月末の時点からわずかに減少しているだけです。トレード成績は大きなマイナスでしたが損失はほとんどチャラにしてもらえたみたいで、これは私にとってラッキーなことでした。
この時期の戦い方も少しはつかめてきたので、これからも自分のトレードスタイルを貫き6月の早い時期に体勢を立て直し反攻したいところです。
*1: 史記・淮陰候伝
今週もマイナス収支で週単位の連敗記録更新です。負け組投資家に逆戻りしてしまいました。かつての阪神のようです。これが本来の私の実力でしょう。相場で生き残るのは本当に大変ですね。努力の方向が間違っている気がしないでもないですが、退場しないようにせいぜい頑張ります。
<目的>4~5月のユーロ不安定な相場で、これまで結果を残してきたスキャルEAで軒並み大きなドローダウンが発生した。一方、手動決済するなど自ら判断を加えた場合、大きな損失を回避できた例もあった。不安定な相場期においてある程度裁量を加えるのは有効な運用方法であると考えられる。市販EAは優秀だが、エントリー・決済のロジックが不明なため、裁量を加えるには扱いにくい部分がある。よって裁量を加えることを前提とした半裁量用EAの開発を試みた。<方法>EA名 :試作_527試行通貨ペア数 :10期間 :2010.1.3~2010.5.28設定 :デフォルト設定<結果と考察>まずEAの基本的な性能を把握するために、複数の通貨ペアを対象に全てデフォルト設定でバックテストを行った。その結果、試行10通貨ペア中、9通貨ペアでプラス成績となった(Fig.1)。そのうち2~3通貨ぺアは右肩上がりを保っており、直近の不安定な相場の影響をほとんど受けていない。あとの6~7通貨ペアは直近は停滞気味だが、3月以前はまずまず良い。これらのテスト結果から、本EAはある程度のエッジ(優位性)があると考えられる。バックテスト成績の上位5~7通貨ペアを選択し、ポートフォリオを形成すれば全通貨ペアで運用するより安定した成績が期待できる。さらに通貨ペアごとに設定を調整すれば、パフォーマンスの向上が期待できる。設定調整後のバックテストOpen chartの一例 (Fig.2)。
Fig.1
Fig.2<運用方針>通常の相場では基本的にEAにまかせてよい。裁量を加えるのはチャートの形状から朝にトレンドの発生しそうな(している)日である。具体的には以下のようにする。稼動前にエントリー方向を決める、エントリー位置が深くなるようにパラメーターを調整する。ポジションを持っている場合は、決済用パラメーターを調整して撤退を優先する。またボラティリティ、平均値幅、サポート・レジスタンスを考慮してTP,SL値の手動変更を行う。
トレンド、ボラティリティの確認(ニュース確認) ↓エントリー方向、パラメーターの調整 ↓EA稼動 ↓必要に応じて手動決済、手動TP、SL変更まだまだユーロ不安定な相場が続くことが予想されます。先週、今週の水曜日のように朝方大きく動く日もあると思うので、当分主力EAは慎重に稼動する予定です。その日のチャートの形状に応じて、稼動・不稼動、設定を決定します。(半EA半裁量)EA使う前は全て手動でやっていたことですし、少々面倒になるだけです。バックテストどおりにはなりませんが、安全重視かつ臨機応変に対応していこうと思います。
今週も健闘空しくまたもやマイナス収支となってしまいました。こんなに不振が続くのは何年ぶりですかね。MT4自動売買を始めてから今までほとんど勝ち続けてこられたことが信じられなくなってきました。今週は水曜日にやられた人が多かったと思います。当日は朝チャートを見て、危険な形状をしていたのでVZRとJackは早々にEAを停止したため微損でしたが、RDBは大丈夫だろうと思いいつものように稼動しました。結果は2つのストップロス。これまでの経験と実績が過信となってしまいましたね。やはり完璧・万能なEAというのはありません。もう少し自分の直感を優先するべきでした。ただ良くなかったのは水曜だけで、あとの曜日は全部勝ったので朝スキャルが完全にだめになったというわけではなさそうです。EAを稼動していい日、してはいけない日の見極めが大切だと痛感しました。稼動してはいけない日は指標やニュースがある日ではなく、チャートの形状(トレンド、ボラティリティ)から判断した方が明らかに良さそうです。苦難の日が続きますが、なんとか今後の有効な戦い方を見出していきたいです。今頼れるのは自分の忍耐力のみです。まさに危急存亡の秋であります。
「ガンダムの性能を当てにしすぎる。戦いはもっと有効に行うべきだ」 ブライトガンダムをEA、戦いをトレードに置き換えて読みます。最近はEAの性能をあてにし過ぎて、大きく収益を減らすパターンが多いですね。ほんとうにブライトのいうとおりです。去年も書きましたが、EAにすべてをまかせるより、自分で判断を加えた方が絶対にリスクを減らせるように思います。半EA半裁量ですね。やはり今年は本格的にこれに取り組む必要があります。なお、シャアならこう言うでしょうね。「EAの性能の違いが戦力の決定的差ではないということを教えてやる」様々なEAを場面に応じて裁量的に使いこなせる人(ニュータイプ?)が最強だと思います。これが理想の運用形態だと思いますが、今の私はまだ遠く及びません。ランバ・ラルなら「見事だな!しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのEAの性能のおかげだということを忘れるな!」EAの性能のおかげで、運良く原資回復でき大幅プラス成績となりました。しかし、幸運がずっと続くわけありません。これからは本当の実力が試されます。アムロ 「僕がVZRを一番上手く使えるんだ。」 自信を持ってこう言えるようになりたいものです。セイラ 「あなたなら出来るわ」 (そのまま) 困難な状況に直面して、まわりにそう言ってくれる人がいる人は幸せです。EAは便利ですが、過信しすぎるのも危険です。もしEAを使えなくなったときのことも考えないとですね。ブローカーの対策により、特定のEAや通貨ペアが実質的に使えなくなることはありえます(
ありました)
。ともかく、ガルマのような最期を迎えないで済むようように頑張ります。(笑)私は生き延びることができるか!?
AUDCAD、今週一方的に大幅下落していますが何があったのでしょうか。こんなの初めて見ました。普段あまり下落トレンドの出ない通貨ペアでも、動くときは想定外に動きますね。実は今年の春まで波乗りを運用していたのですが、3/21の記事以降、使用を中止していたのでした。過去の自分なら今週迷いなく動かしていたと思います。今回は助かりました。マーチンゲールタイプのEAは実際リアルで使ってみたら、含み損を抱えた時の心理的負担が想像以上に大きいです。私にとってリターンに対するリスクが大きすぎました。
(リスク=最大損失額+心理的負担)
なので、波乗りがバージョンアップしてからも使うのを躊躇しておりました。
実はEAKSPも持っていますが、買ってからまだ一度も使ってません。他に選択肢があれば、あえて高リスクなマーチンゲールEAを動かす必要はありませんし。百戦して百勝するは善の善なるものにあらざるなり(孫子)勝つことばかり知りて負くるを知らざれば、害その身に至る(徳川家康)小利を顧みるは、則ち大利の残なり(韓非子)過去の偉人達は、共通して勝ちすぎることを戒めています。めったに負けない手法は、おうおうにして負けた時のダメージが甚大です。致命傷になることも珍しいことではありません。貪欲な人は相場で生き残ることができるでしょうか?自分が使っているEAや設定は、リターンに対するリスクがほんとうに見合ったものかたまには考えてみるのもいいかもしれません。
5月になってからもなかなか浮上のきっかけがつかめません。これまでの収益の大部分がユーロ関連の通貨ペアであり、これらの
資金配分の比率が高かったことが最近の苦戦の原因ですね。勝敗は兵家の常、順調なときがあれば逆境のときもあります。今月はまだ挽回できる可能性が残っているので後半に期待です。
☆緊縮財政
財政状況悪化により財政改革が急務となりました。
これにより難しい相場でも耐えられそうなEAと設定を厳選しました。
不安定なEA及び通貨ペアは当面中止して、早期の財政好転化を目指します。
VZR 3~4設定
RDB 3設定Jack 1~2設定
sSAKO 1設定