2014年10月5日日曜日

投信の長期パフォーマンス

現在約4500本存在する国内投資信託のうち、長期(10年以上)の運用実績を持つ投信の過去の実績を調べ、様々な相場局面におけるパフォーマンスの推移を把握しておくことは、継続して運用する上で参考になります。

そこでモーニングスター投資信託ファンド検索で各カテゴリーの代表的な投信について過去10年の実績を調べてみました。








表のように株式とREITは標準偏差(変動)が大きく、年によって資産が半分以下になったり2倍近く増えたりするケースがありました。一方、債券は2008年のような相場でも比較的下落は小さく、株式やREITが苦戦する相場でもダメージが小さい傾向があります。また債券は年単位の勝率が比較的高く、下落後の資産の回復も早いので安定したパフォーマンスが見込めそうです。

NISA口座で運用する場合、現行の制度ではマイナス収益ではメリットがないため、最終的にプラス収益になる可能性が高い債券中心のポートフォリオを構成するのがよさそうです。また株式やREITは通常は比率を小さめにして、大きく下落した後の回復局面を狙いたいところです。

あと、投信は国内小型割安株、海外高配当株、インフラ関連、○○国債券など特定のテーマに特化したものや、さらに通貨選択型、ブル・ベア型、カバードコール戦略採用といったものがあり、資金の少ない個人投資家でも多様なポートフォリオを構成できる点が魅力です。さらに投信の毎月の運用レポートが裁量トレードの参考になったり、メタトレーダーのチャート分析が通貨選択型投信の買うタイミング判断に使えたりと投資全体で相乗効果もあります。約10年の投資経験を生かし、余剰資金を有効活用するため今後は投信運用に力を入れていこうと考えております。

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