2014年12月31日水曜日

2014年まとめ

今年はアメリカの寒波の影響で年初から相場が大きく下がったり、ボラティリティが極度に低下してEAが機能しなくなったり、まさかのタイミングで日銀の追加緩和があったり、自分にとって誤算続きで本当に難しい一年でした。2008年以来の年間マイナスを覚悟しましたが、12月に月間で過去最高益を記録したおかげでそこそこプラスで終わることができました。
苦戦が長く続いたのは相場の変化に対応が遅れたことが原因で、市場予想が外れた時の想定が今後の課題であります。内容に関しては不本意な年でしたが、投資対象の分散が機能した総力戦の勝利でした。








これでこのブログを始めて以来、年単位の連勝は継続中です。投資を始めて来年で11年目になりますが、今後も相場で生き残っていけるよう適度に頑張っていきたいと思います。

2014年12月21日日曜日

EURCHF年末の動き

先週18日、スイス国立銀行がマイナス金利導入を発表してスイスフランが一時的に下落しました。

EURCHFでは日足チャートで一目均衡表の遅行線が日足を上抜け、上昇が期待できる形になってきました。スイスが1ユーロ1.2フランを防衛する決意を改めて示したことから、当面は1.2を割ることはないと思われます。年末に近づいてきたため、EURCHFを一旦買い戻す大口投資家もいるでしょう。








昨年は12月の終盤から上昇に転じ、年明けにかけて約150pipsの上昇が見られましたが、今年もその再現はあるでしょうか?月曜日に仕込んで今年最後のチャンスを狙います。

2014年12月20日土曜日

3Wトレード

現在、3Wトレードという週足ベースのトレード手法を試しており、開始して約一ヶ月が経過したところです。

この手法はトレンド方向に仕掛けますが、ポジション数と損失額があらかじめ決まっているため、逆行してもトラリピのように壊滅的な損失を出すことはありません。トレンドの判定はメタトレーダーの専用インジケーターを使っており、週足なのでテクニカル指標が機能しやすく(だましが少なく)、強いトレンドが出ていればどんな通貨ペアでも売買可能です。売買ルールは明確で、また時間的な制約もほとんどないため継続しやすく、サラリーマン向きの手法であるといえます。

今のところ概ねマニュアルに書かれているとおりの成果が出ており、余裕で教材代を回収できました。長い時間足のトレードがこれほど機能するとは予想外でした。今年はEAを含めて短い時間足のトレードが不調だったためFXは苦戦続きでしたが、3Wトレードのおかげでマイナスが大幅に減少しました。100%勝てる手法ではないので、いつかロスカットの場面が来ると思いますが、それでも今後の運用が楽しみな手法であります。


 
 
 2014年結果(更新) 
 期間 11/24~12/31

 

2014年11月16日日曜日

今年最大の作戦

日銀の追加金融緩和、アメリカ中間選挙後、11月後半、衆議院解散選挙(12月?)、NISA年間非課税枠の買い需要と日経平均株価の上昇が期待できる条件がこんなに揃っている時期も珍しいです。
よって勝負をかけるべく、今年最大の作戦を開始しました。

☆現在のポジションと損益図







mini先物買い  7枚@16830円 
12C18375売り 3枚@115円  (C=コールオプション)
12P16125売り 2枚@115円  (P=プットオプション)

12月SQ日(12/12)の時点で最大利益は約165万円ですが、これは目安で原資産である日経平均の動きに合わせてポジション調整を行います。
あまり上下に変動することなく緩やかに上昇していくのが理想ですね。一ヶ月間のトレードはどのような結末を迎えるでしょうか?12月のSQ値は18300円くらいでお願いします(笑)。

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(12/12)  結果 739145円 の利益でした。 



直近一ヶ月のチャート
(コメント有り)

2014年10月25日土曜日

オプションスプレッド研究

前回のブログ記事の下の損益図の改良型です。
相場が緩やかに上昇すれば大きな利益、大幅下落でもマイナスにならない点は同じですが、SQ日まで方向性が乏しくあまり値動きのない相場になったとしても、ある程度利益を確保できるスプレッドを考えてみました。







これは2種類のスプレッド戦略を組み合わせたもので、プット側では少し工夫して、外側の売りポジションのさらに外側に買いを持っているため、万一暴落が来たとしても損失は限定され、トータルでプラスになります。SQ値が16000~16500の間に入れば最高利益、損益分岐点は16707円で、予想に反して大幅上昇しそうなときのみ外側コール売りの損切り・スライドで対処します。なお今回紹介した例は、ちょっと期間の長い12限月のオプションでシュミレートしています。

売買する権利行使価格を変えればほぼ無限に近い組み合わせが可能です。オプションのスプレッド研究はEAの開発やパラメーターの最適化とはまた違ったおもしろさと可能性がありますね。

2014年10月18日土曜日

オプションシュミレーター

日経225オプションでスプレッドを組んだ際、満期(SQ)時にどのような損益になるか視覚的に表示できるツールがあれば便利ですね。ネットで探したところ、フリーで利用できるサイトを見つけたのでいろいろスプレッドを組んで損益をシュミレートしてみました。

オプションは相場の状況に応じていろいろな売買戦略を取ることができ、たとえば相場がほとんど動かなくても、あるいは予想が外れて少々原資産の価格が逆行しても利益にできる場合があります。



今月は日経平均株価が急落して、先行きに弱気な見方が広がっていますが、ファンダメンタルズ的には絶好の買い場かもしれません。年末にかけて再び上昇すると予想するなら下のスプレッドが一例です。12月のSQ日に日経平均株価が16500~16750円の間で最高利益となり、17128円が損益分岐点です。このスプレッドなら思惑がはずれてたとえ日経平均が大きく下落してもプラス収益になってしまいます。







このように、幅広いレンジで利益にできるオプションは他の投資手法にはない優位性がありますので、使えるようになれば収益機会が増えますし、メインで行っている投資手法のリスクヘッジにも利用できます。
(投資信託でもオプションを組み入れたタイプのものがあります)

絶えず変化を続ける相場で勝ち続けるには、多様な戦略で勝負できるオプションは大きな武器になります。まずはオプションシュミレーターでいろいろ試してみて、損益の特徴を理解することが収益をあげる早道であるといえるでしょう。

Option Model

2014年10月11日土曜日

日経平均株価の値幅分析

日経225先物・オプションを売買する上で、日経平均株価が前日比や一週間にどれくらいの値幅で動くか統計的に知っておくことは重要です。
そこで日経平均株価の度数分布を調べ、100円間隔でヒストグラムを作成してみました。










 図のように過去1年間終値が前日比で300円以上動いた回数は30回で、1年間の営業日245を30で割ると8.17、統計的に1ヶ月に2~3回大きく動くという頻度です。

次に日経平均が一週間にどれくらいの値幅(高値-安値)になるか過去5年間の度数分布を調べ、以下のようなヒストグラムを得ました。










このように、株価の値幅と頻度を統計的に知っておくと、売買判断の材料になり、無駄な売買を控えて冷静にチャンスを待つことができやすくなります。
来年日経225オプションは満期日が月1回から毎週に変更され、さらに利便性が良くなるので、今回の分析結果を役立てたいと思います。

度数分布分析はExcelとヒストリカルデータがあれば、通貨など他の投資対象でも応用可能なので、システムを作ることができなくても実践してみる価値はあるといえます。

Excel でヒストグラムツールを使用する方法

2014年10月5日日曜日

投信の長期パフォーマンス

現在約4500本存在する国内投資信託のうち、長期(10年以上)の運用実績を持つ投信の過去の実績を調べ、様々な相場局面におけるパフォーマンスの推移を把握しておくことは、継続して運用する上で参考になります。

そこでモーニングスター投資信託ファンド検索で各カテゴリーの代表的な投信について過去10年の実績を調べてみました。








表のように株式とREITは標準偏差(変動)が大きく、年によって資産が半分以下になったり2倍近く増えたりするケースがありました。一方、債券は2008年のような相場でも比較的下落は小さく、株式やREITが苦戦する相場でもダメージが小さい傾向があります。また債券は年単位の勝率が比較的高く、下落後の資産の回復も早いので安定したパフォーマンスが見込めそうです。

NISA口座で運用する場合、現行の制度ではマイナス収益ではメリットがないため、最終的にプラス収益になる可能性が高い債券中心のポートフォリオを構成するのがよさそうです。また株式やREITは通常は比率を小さめにして、大きく下落した後の回復局面を狙いたいところです。

あと、投信は国内小型割安株、海外高配当株、インフラ関連、○○国債券など特定のテーマに特化したものや、さらに通貨選択型、ブル・ベア型、カバードコール戦略採用といったものがあり、資金の少ない個人投資家でも多様なポートフォリオを構成できる点が魅力です。さらに投信の毎月の運用レポートが裁量トレードの参考になったり、メタトレーダーのチャート分析が通貨選択型投信の買うタイミング判断に使えたりと投資全体で相乗効果もあります。約10年の投資経験を生かし、余剰資金を有効活用するため今後は投信運用に力を入れていこうと考えております。

2014年8月23日土曜日

投信の運用方針見直し

NISA口座を開設した機に、これまで不振が続いていた投資信託の運用方針の見直しを行いました。

まず過去の失敗を踏まえて、投信の選択基準を以下のようにしました。

・3年以上の運用実績があること
・過去3年のリターン/標準偏差の比が日経平均を上回っていること
・株式と債券、国内と海外(先進国)に分散
 (リートはリターンのわりには変動=リスクが大きいので除外)






注目ファンド一覧

そして、購入の時期を分散して下がった時に買い増しできるように、さらに日経225ミニ先物売りでヘッジできるように備えます。

今後の世界経済の見通しやGPIF改革、NISA非課税枠拡大による資金流入などを考慮して、中長期的に資産形成を目指します。

2014年4月26日土曜日

現在取り組んでいること

* 内側に働きかける11の方法









『幸せが向こうからやってくるシンプルな法則』 より

現実は自分の意識(内面)の反映であるといいます。現実を改善しより良いものを引き寄せるには、何か行動を起こして現状に働きかけるという従来のやり方よりも、本来誰にでも内面に備わっている幸せ感や満ち足りた感覚に気付き、意識を向けることが大切という著者の考えに共感し、上で示した方法を検証してみることにしました。

本当の幸せって、何?にこたえる本 (スポニチ)


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2014年のトレードは1月に手痛い一撃を受けたものの、2月以降は調子を取り戻し、現時点で良くはないが悪くもないといったところです。
(手法別では日経225OP売りとETF売りが好調、EAとETF買いが不調)

今年はアメリカ中間選挙の年です。秋までは保守的に運用し10月以降勝負をかけようと考えております。