2014年10月25日土曜日

オプションスプレッド研究

前回のブログ記事の下の損益図の改良型です。
相場が緩やかに上昇すれば大きな利益、大幅下落でもマイナスにならない点は同じですが、SQ日まで方向性が乏しくあまり値動きのない相場になったとしても、ある程度利益を確保できるスプレッドを考えてみました。







これは2種類のスプレッド戦略を組み合わせたもので、プット側では少し工夫して、外側の売りポジションのさらに外側に買いを持っているため、万一暴落が来たとしても損失は限定され、トータルでプラスになります。SQ値が16000~16500の間に入れば最高利益、損益分岐点は16707円で、予想に反して大幅上昇しそうなときのみ外側コール売りの損切り・スライドで対処します。なお今回紹介した例は、ちょっと期間の長い12限月のオプションでシュミレートしています。

売買する権利行使価格を変えればほぼ無限に近い組み合わせが可能です。オプションのスプレッド研究はEAの開発やパラメーターの最適化とはまた違ったおもしろさと可能性がありますね。

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