2011年2月28日月曜日

2月の結果

2月は日単位で負けた日が多く全体的に苦しい展開が続きましたが、トータルでは少ないながらもプラス収益を確保することができました。

朝スキャルでは現在のポートフォリオが安定しており、ESCとJackを停止した影響はまったくありません。むしろESCは早い時点で見切りをつけて正解でした。新たに開発した試作EAもやや不安定な相場でドローダウンすることなく健闘を見せております。主力のiBandsは月の後半少し苦戦したものの前半調子良かったので今月の朝スキャル自体はまずまずの収益でした。一方24時間スキャルEAは絶不調で特にWhiteTigerがひどい負けっぷりでした。エルダー博士の資金管理ルールのおかげでそれほど大きなダメージではありませんが、当分はロットを下げて運用します。あと昨年末からドローダウン期に入っていたFMTが今月は復調してきたのは明るい材料です。

今月はEA規制という新たなリスクが表面化しました。自作EAと相性の良いFxProは今のところ継続して使えているので助かっています。いくら優秀なEAを持っていても規制を受けてしまっては意味がありませんね。これからはEAも市販EAだけでなく、自作や改良したEAに分散した方が良さそうです。裁量でも勝てるとさらに良いです。災い転じて福となすということわざがあるように、ピンチをチャンスに転換できる人こそ勝ち残っていけるのではないかと思います。

2011年2月25日金曜日

EA規制

FxProで特定の時間帯にEAの使用を制限する規制が始まったとか。私のところにはまだ連絡が来ていないので通常どおり稼動できていますが、自作EA中心に運用しているのが幸いしたのかもしれません。優秀な市販EAがいくつもあるのに、わざわざ自作のスキャルEAを開発するという努力も無駄ではなかったようです。しかし今後はあまり目立たないようにロットは控えめに運用した方が良さそうですね。
他のブログ等の情報によるとある特定のEA使用者が対象となっているようで、今後は他社も追随してくるかもしれません。金融当局による規制もあり、EAの使用環境がさらに悪化しても生き残っていけるよう対策を進めていきたいです。


ESET Smart Security V4.2   私が使っている統合セキュリティ対策ソフト。快適です。

2011年2月15日火曜日

エントリー戦略検討

スキャルEAで基準の線から常に一定の乖離幅でエントリーする場合と、ボラティリティに応じてエントリー位置を変動させる場合どちらが有利か比較してみました。

◇2010.7~2011.2 エントリー以外の設定は同じ



 (左)一定の乖離幅 (右)変動 


ここで示したものは典型的な例です。いろいろな条件で調べたところ、全体的に予想通りボラティリティに応じてエントリー位置を変動させる方が収益および資産曲線の形ともに良好であることがわかりました。これまで自作EAではボラティリティが大きいときのエントリー位置があまり良くなかったのですが、今回試した方法で改善されそうです。



 実戦でのテスト稼動、初戦は無事勝利しました。
 エントリー位置も見たところ問題ありません。



MQL言語リファレンス (メタシス・シーカー)  
MQLをちょっと調べたいときにおすすめのサイト。市販EAの規制もあり、これからはプログラミングができると何かと有利ですよ。

2011年2月9日水曜日

2%ルール

「1トレード当り、運用資金の2%を超えるリスクをとってはならない。」

                          アレキサンダー・エルダー博士




 2010年2月19日のチャート

2011年2月8日火曜日

EA再編成

◇市販
 PROSPEC_VZR
 iBands
 ForexMorningTrade

 WhiteTiger
 SteadyWinner (改良)


自作
 EA-605

 はるゆき
 江田島
 Kessai_BB

 Kessai_MA


エントリーの不安定なESCは更迭、Jackも特に必要ないので外しました。VZR、iBands、自作、決済専用で朝スキャルは十分です。最近は決済専用EAがうまく機能しています。iBandsや裁量エントリーのポジションもこれがあるので安心です。そしてSteadyWinner改良型のフォワードテストを開始しました。初戦は無事勝利、今のところ正常に作動しているようです。

2011年2月4日金曜日

EA改良雑感

最近いろいろなところで紹介されているSteadyWinnerの製品版を購入してmq4ファイルを入手しました。このEAはバックテストにけっこう時間がかかるため、ロジックの核となる部分を一旦自作EAに移植してから改良できないか検討しています。トレードをしていない空き時間や休日にはちょうどいい作業ですね。将来的には同タイプのWhiteTigerと併用したいところです。

私は2年くらい前MizutoriというフリーのEAの改良にかなり時間をかけて取り組み、おかげでプログラムの基本的なことをだいたい理解できるようになりました。EA改良は現在リアル稼動している自作スキャルEAの原点です。メタトレーダー関連の本やe-Bookを読んでいきなりEAを自作しようとするとたぶん挫折しますね。プログラム経験者でないと難しいでしょう。プログラミングの習得には既存のEAの改良から入るのが最適です。少しでもソースコードを触れるようにようになると、市販EAだけしか使えなかった頃に比べて心理面で余裕が生まれ、トレードに対するモチベーションも向上して相乗効果で成績も良くなっていきます。どうしても楽して稼ぎたいという人以外EAの改良はおすすめです。SteadyWinnerのような格安でしかも実用的なEAが出てくるのは、資金の少ない個人投資家にとって良い傾向ですね。

 ◇SteadyWinner改良の練習


左:SW固定ロット
右:改良型(FMT参考)



通常の設定では売買回数がかなり多いので、2/3くらいに減らしてやると資産曲線の形が良くなりました。今年はこいつの改良で楽しめそうです。

2011年2月2日水曜日

売買位置分析

市販EAでmq4ファイルを配布したりロジックを公開しているものはほとんどありません。しかし売買位置をよく観察してチャートにいろいろなindicatorを表示してみたりすると、そのEAのロジックの一部を特定できたり推測できたりする場合があります。

一部でもロジックがわかっていればそのEAに対して信頼度が増しロットを大きくできますし、ドローダウンが発生しても一貫して運用を続けることができやすくなります。不安な状態で運用を続けるのと、少しでも確信を持って運用するのでは長期的な結果は違ってくると思います。また市販EAの売買位置の分析はEAを自作している人にとっては大いに参考になりますし、裁量トレードをする人にはスキルアップに役立ちます。

今日はWhiteTigerすごかったですね。一日で怒涛の8連勝、ロットをあげてこの連勝はうれしいものです。大抵逆の結果になりますから。今年の主力EAとして活躍を大いに期待しています。