2010年5月30日日曜日

5月のトレード検証

今月はMT4自動売買を始めてから初の大苦戦となった月でした。敗軍の将兵を語らず[*1]とはいいますが、トレードはこれからもずっと続けていく予定なので、将来のためにも今月のどこが良くなかったか検証しておくことは、同じ失敗を繰り返さないためにも意義のあることです。

EA別に見ると、RDBが大きなマイナス。Jackと改良EAがそこそこのマイナス、自作EAもマイナス、VZRはわずかにプラスでトータルでは大きな損失でした。週に一度はあった大きな下落トレンドにことごとくつかまってしまい、ポジが揃ってストップロスに直行という事例が多かったです。自動売買を始めてから一年半このような経験はなかったので、相場に対する過信とEAに対する過信の両方が引き起こしたものでした。EAも所詮は道具に過ぎないです。自分の判断力までは補ってはくれませんね。
RDBとJackは比較的ロットを大きくしていたのと、これらは浅い位置でポジションを持つため、下落トレンド発生時に建て値まで戻ったら手動決済しようとしてもできなかったことがあります。含み損があっても非情にポジションを切る決断が必要でした。一方、VZRは比較的深い位置でエントリーするため、一端逆行しても一度は建て値まで戻ってくることが多く、手動決済してその後のトレンド発生による損失を回避できたことが何回かありました。また相場の振幅が大きかったので、取れたときの値幅が大きかったです。
これらの結果から、相場の不安定期にはVZRを主力として用いるのが良さそうだと結論を得ました。負けトレードから学ぶことは大きいです。本当に高い代償でしたが、まぁ今月は多くのトレーダーも同様に苦戦していると思うので、これもやむをえないところではあります。
EAの半裁量については理解が進んで、有効性を見出すことができました。こちらはブレイクスルーが待たれます。


5月はあと一日ありますが、月単位で久しぶりのマイナス収支となるのは決定的です。しかし、今月はキャッシュバック額が予想以上に大きかったのと、さらに入金ボーナスもあり実質的に資金は4月末の時点からわずかに減少しているだけです。トレード成績は大きなマイナスでしたが損失はほとんどチャラにしてもらえたみたいで、これは私にとってラッキーなことでした。
この時期の戦い方も少しはつかめてきたので、これからも自分のトレードスタイルを貫き6月の早い時期に体勢を立て直し反攻したいところです。


*1: 史記・淮陰候伝

0 件のコメント:

コメントを投稿