2009年5月2日土曜日

ウイルスに学ぶ

最近豚インフルエンザの感染拡大が問題になっていますね。
インフルエンザはみなさんご存知のように原因はインフルエンザウイルスによるものです。

ウイルスというのは遺伝子がRNAであることが多いです。
細菌以上の生物は遺伝子がDNAです。DNAは2本鎖の二重らせん構造をとっており熱にもある程度強いです。
一方RNAは一般的に1本鎖で熱に弱く、微量の分解酵素(RNase)で
非常に分解されやすい不安的な性質を持っています。
このようにRNAは遺伝物質としてDNAより不利なように思えますが、
変化(変異)のしやすさという
点では2本鎖のDNAより優れています。
インフルエンザウイルスはあえて安定性を捨てるという戦略を
とることで
積極的に新たな形質を獲得し、形を変えこれまでの生物の歴史を生き残ってきたのでしょう。
ウイルスに限らず生物は環境に適応できた種だけが絶滅をまぬがれ生き残ってますね。


さて最近EAの寿命が短くなってきているようなことがいわれています。
相場も生き物のようなものですから不変ではなくこくこくと変化しています。
最近はその変化のスピードが速くなってきているのかもしれません。
これがほんとうだとすると自由度の低い製品EAだけで相場と戦っていくのは
より困難になっていくのかもしれませんね。
私もウイルスの適応性を見習って変化する相場に対応できるよう
日々トレード戦術を磨いていきたいと思っています。
システムトレード(EA)を原則としながらも、現時点の相場あった柔軟な運用が
できるようになること(半システム半裁量)がこれからの課題です。

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